BITCOIN ASSOCIATION: 新BSV技術基準委員会参加者募集要項

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2019年にBitcoin Associationは2つのビットコインSVウォレット ワークショップをスポンサーしました。これらは非常に有意義なワークショップとなりました。2月に行われた最初のワークショップでは(ユーザーイクスペリエンスから扱いづらいとされていたBitcoinアドレスを排除するための)新しいPaymailプロトコルができあがり、8月に実施された2回目のワークショップではBSV向けの幅広い技術基準に対して貢献するという多くの団体からのコミットメントをデリバーしました。

Bitcoin Associationでは、このワークショップ活動をより幅広いエコシステムに開放していきたいと考えています。現時点までそのような試みがなされなかった理由は、ビットコインSVエコシステムの発展のための共同作業から生ずる知的財産権を保護する必要があったためです。これまで2回にわたって実施されたウォレットワークショップは、ワークショップの結果として開発されたプロダクトが特許権取得の可能性がある際は、精査できる状態が整い、適切と判断された場合にはワークショップで生まれた発明内容を保護するための特許申請を行うが、それまでの間は成果物を機密事項とする、という前提認識のもとで実行されたものです。ここでの目的は、ビットコインSVエコシステムの発展を推進し、また競合ブロックチェーンならびにテクノロジープラットフォームによってこれらのワークショップの成果が利用されることを防ぐということでした。

これまでウォレットワークショップを実施してきた結果、私たちは特許取得可能な発明が行われたものと判断し、ビットコインSVブロックチェーンにおいてこれらの発明を無料で使用できるようにすべく特許申請を行いました。これまで、これらの特許申請はビットコインSVにのみ無料で使えるようライセンスを提供するという確約のもと、nChainが資金を提供し、特許を取得してきました。(Bitcoin AssociationのOpen BSV Licenseによる)。今後は、Bitcoin Associationが開催するワークショップにより生まれる特許取得の可能性がある新規発明、その他保護すべき知的財産権はBitcoin Associationが取得し、ビットコインSVエコシステムのために利用できるようになります(Open BSV Licenseによる)。なお、これまでに行われたウォレットワークショップで開発された特許取得可能な発明内容ですが、ビットコインコアプロトコルには対応していません。ビットコインのコンセンサスプロトコルは10年前に定義されたものであり、すべて先行技術です。ビットコインSVでは、このオリジナルプロトコルに回帰し、これを安定させることを目指しています。

ウォレットワークショップの機密保持規則が適応される時間は限られていたものの、これに伴う課題も存在します。すなわち、各種基準のデザイン段階において、フィードバックやレビューをより多くの人々から得ようとした場合、プロセスが必要以上に煩雑になり、フィードバックやレビューに貢献できる人の数が限られてしまうという課題があります。

さらに、広範囲にわたりスタンダードの開発が必要であると新たに判断されたものの、今までワークショップに関わったメンバーのみではこの実行は到底実現不可能です。

これを受けて、Bitcoin Associationは、業界のTechnical Standards Committee(技術スタンダード委員会: TSC)を設置することで、管理運営、人材、プロセスをはじめ、ビットコインSVエコシステム全体の発展に寄与する技術基準に関する、優先事項などといった、さまざまな側面に対応していく予定です。

なお、技術基準は技術要件とは異なるものであり、この点は非常に重要です。Bitcoin Associationは、すべての開発者、プロジェクト、企業において、提案された技術基準が使用されることを期待、要求することはできません。しかし、技術発展の歴史を振り返ると、互換性を通じた業界成長を促進するにあたって、技術水準に関する合意を形成することの意義をみてとることができます。

Bitcoin Associationでは、TSCのフレームワークを形成するにあたり様々な計画を立てる必要があります。ここにおいて、多くのプロセスが存在するように思われるかもしれませんが、ビットコインSVより前に存在した各種プロジェクトで見られたような混乱、無活動、あるいは非効率な側面が発生するのを防ぐべく、今回提案されたTSCにおいては適切なプランニングが必要不可欠であることも事実です。

そのため12月にロンドンで、TSCのフレームワークを作成するため、少人数グループによる数日間の会合を開く予定です。このグループはおそらく同時に、TSCの初期メンバー(初期メンバーは本グループに限りません)を構成し、TSCの実装を担うことになります。また、このような性質を持つグループが効果的に機能するためには、ビットコインSV業界全体からさまざまな人々が参加することが大切です。

Bitcoin AssociationはTSC設立の意向を示すべく本稿を発表するものとし、より広いビットコインSV業界コミュニティの中から、TSC設立プロセスへの参加に興味がある方を募ることとします。参加するにあたっては、以下の条件を十分に満たしている必要があります:

• ビットコインSVの少なくとも1つの分野(ウォレット、マイニング、ノード開発、アプリ開発、データサービスなど)に関する深い技術的理解を有していること
• 技術分野における確固な実績があること
• 事業開発に対する確固なコミットメントがあること
• 1つまたは複数の技術基準またはガバナンスプロジェクトを担当し、これを完了するための時間及び関心があること
• ワークショップおよびTSCガバナンスミーティングの両方に現地参加するための時間的コミットメントがあること(旅費はBitcoin Associationで負担)
• 各種プロセスを通じて生まれた成果に伴う知的財産権を、これがビットコインSVブロックチェーン上において使用される場合に限り無料で使用する事ができるという条件付きで保護することに対し、異論がないこと

メンバーになる人々の多くは、ボランティアとしてビットコインSVエコシステム発展のために時間を費やすこととなる点にも留意してください。技術基準ワークグループ管理に対して十分な時間をコミットできないという場合、応募はしないでください。これらのワークショップのコンテンツの一部は短期的にメンバー内のみにおける機密事項として扱われることになりますが、全体のプロセス(および最終的にはコンテンツも)はすべて透明な形で公開されることになります。そのため、TSCメンバーたちは自らの行動の有無について、公に対してある種責任を持つ形となります。

12月の初回ミーティングで解決すべき重要項目は以下の通りです:

1. 今後12ヶ月において開発するアプリケーションレイヤーの基準に関するロードマップ
2. ワークショップへのエントリーを簡易化するプロセスおよび機密事項要件に対する簡易オプトイン方法の策定
3. 技術ワークグループにおける、役割、権限、業務手順などを含むフレームワークの作成
4. 初期ワークグループマネージャーの任命
5. ワークグループのゴールを発信しながら、適切な資格・経験を有しかつグループに関心のあるメンバーを集めるための戦略の策定
6. TSCリーダーシップグループ(決定され次第)は、今後年中を通じて、基準の完成および実行にとって必要と判断される場合にワークショップセッション(ウォレットワークショップの場合に類似)の運営を担当していきます。なお、前述事項すべてにおける必要経費はBitcoin Associationが負担します。

Bitcoin Associationは、2019年12月の第1週における初回ミーティングへの参加に興味がある方々からの連絡をお待ちしております。旅費は負担いたします。また、ワーキンググループはある程度小規模なものとするため、すべての応募に対応することは出来かねます。応募に際しては、応募理由に加えて必要プロセスに時間をコミット可能であること、ならびに前述の条件すべてを満たしていることを示したメールを、[email protected] まで送信してください。この関心表明(EOI)の応募受領締切りは2019年9月23日(月)とし、締め切りから7日以内に応募が受諾されたか否かをお知らせします。

ビットコインSV構築に協力して下さっているすべての方々に感謝いたします。健全な協創的競争を通じて共に協力し「サトシ・ビジョン」をぜひ実現し、成功に導いていきましょう。