Bitcoin Associationアニュアルレポート 2019 – 抜粋:開発者イニシアチブ

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By Alex Speirs Published: 5月 11, 2020
BA Annual report year 1 developer initiatives speakers

4月に、Bitcoin Associationは協会にとって初めてのアニュアルレポートを発行し、初年度の組織活動中のビットコインSVネットワークによる組織と進捗の活動状況をチャートにまとめました。これらの一連の抜粋の中で、レポートの各要素を掘り下げて見ていきます。 今回は、開発者のスキルアップとBSVエコシステム全体でのイノベーションを引き起こすために、同協会が実施したさまざまなイニシアチブを探ります。

Bitcoin Associationの基本原則は、Bitcoin SVでビジネスを推進すること、すなわち企業、取引所、トランザクションプロセッサ、開発者を集めてデジタルコマースの未来を推進することを目標としています。このミッションを成功させるために中心となるのは、Bitcoin SVエコシステムをサポートするアプリケーションを作成し、BSVブロックチェーンの驚くべき企業ポテンシャルを実現するのに必要な数の開発人材を養成することです。

Bitcoin Associationは、Bitcoin SVによって新しい職種、Bitcoinスクリプトエンジニアが生まれることを予測しており、この新しいタイプのスペシャリスト開発者を訓練するための教材を作成しています。Bitcoin Associationは、正式なBitcoin SVトレーニングカリキュラムを開発中で、2020年後半にリリースする予定です。このプログラムは、最終的にはカリキュラムを修了した人の開発者認定につながることになります。

Bitcoin Associationはその初年度において、初心者や他の開発エコシステムから移行する開発者を対象としたものから、すでに先陣を切っている開発者のためのハイレベルな資料まで、BSV開発コミュニティをサポートするための多くのイニシアチブを実施しました。

運営を開始して1年目となった昨年、Bitcoin Associationは2つのハッカソンを主催しました。これは、BSVブロックチェーン上に新しいアプリケーションを構築することに焦点を当てた開発者向けのコンテストです。参加者は、500BSVと、著名なビットコイン投資家であるCalvin Ayre氏の個人投資部門であるAyre Groupからの投資を検討されるチャンスを争いました。

それぞれのハッカソンには200人以上の開発者が参加し、チームには48時間以内にコンテストテーマのパラメータ内でソリューションを作成することが課されました。最初のハッカソンでは、開発者は新しいユーザーと開発者をBSVにオンボードする問題を解決するように求められ、2回目のハッカソンでは、ユーザーがBitcoin SVを使用して価値を得るための独創的な方法を作成するように求められました。

第1回目のハッカソンファイナリストはCoinGeekトロントで、第2回目のハッカソンファイナリストはCoinGeekソウルでと、CoinGeekの主要カンファレンスでそれぞれの作品を発表する機会が与えられました。そこでファイナリストは専門家達や観客の投票によって審査されました。

2020年、Bitcoin Associationは第3回目のバーチャルハッカソンを開催します。最新情報はBitcoin Associationのハッカソンサイトをご覧ください。

Bitcoin Associationは、その初年度に2つの開発者ブートキャンプのイニシアチブをサポートし、CambrianSV BootcampとDotCamp for BSVのチームと協力して、没頭できる環境で集中的なトレーニングプログラムを提供することを支援しました。

Cambrian SV は、インドネシアのバリ島とポルトガルのリスボンでブートキャンプを開催しました。それぞれのブートキャンプには30名の開発者が参加し高順位を争いましたが、CambrianSV プログラムのユニークな精神が光り、やがてその争いは参加した開発者たちが共同で一つの目標を達成するための協力体制へと変わっていきました。

Bitcoin AssociationとDotWalletの共同イニシアチブであるDotCamp for BSVは、繁栄し続ける国内のBSVコミュニティの中で技術的な専門知識をさらに発展させることを目的とした週末2日間に渡るブートキャンプを中国の福州で開催しました。

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同協会の初年度の最大の成果の一つは、nChainとの提携により制作されたBitcoin SV Wikiを公開したことです。CoinGeek London 2020で発表されたこのWikiは、ビットコインについて一般の人々を教育するための包括的なデジタルリソースを提供するための共同作業であり、デジタル資産への第一歩を踏み出そうとしている人から経験豊富な開発者まで,あらゆる層に適した情報が含まれています.-アプリケーションを構築する際に、その深さと質の高さが非常に貴重なリソースであることがお判り頂けるでしょう。Bitcoin SV Wikiは、ビットコインの基礎となるプロトコルやネットワーク設計から、スクリプト言語や技術的な能力まで、すべてを網羅しており、2020年には協会の継続的なプロジェクトとなる予定ですが、公開以来、すでに人気のあるリソースであることが証明されています。

Bitcoin SV Wikiがwiki,bitcoinsv.ioで公開

協会にとって初となるアニュアルレポートの一部として、Bitcoin Associationは開発者のスキルアップを目標とした取り組みに加えて、開発者が利用できるリソースの拡大を継続的に行うことを強く約束しました。協会はその実現のために次のことを約束しました:

  • ビットコインSVエコシステムへの新規参入者から経験豊富な貢献者まで、開発者を対象とした包括的なリソースを提供します。
  • 既に実施されている教育リソースと開発カリキュラムを構築し、エコシステム内の人々がビットコインSVブロックチェーンのユニークな機能を活用するための知識を確実に, 十分備えられるようにします。

すでに2020年には、Bitcoin AssociationはBSVアカデミーの設立が代表するように、開発者向けのイニシアチブで大きな前進を遂げています。nChainとの提携により、BSVアカデミーは、Bitcoin SVアプリケーション開発スキルとネットワーク理論を教えるために、開発者に焦点を当てたウェビナーを開催しています。幅広いトピックをカバーするこのウェビナーは、業界のリーダーによって指導され、無料で参加することができます。

Bitcoin Associationが初年度に行った開発者イニシアチブや、次年度に向けての目標とコミットメントについては、以下のアニュアルレポートをご覧ください。