Bitcoin Associationが2021~2022アニュアルレポート動画を公開し、昨年に達成した驚異的な進歩と今後の目標について詳述しています。
動画レポートでは、Bitcoin Associationマネージングディレクターのパトリック・プリンツが出演し、各セクションに分け多面的なグローバルプログラムとしての過去12か月間に渡る同協会の活動を説明しています。
「当協会はエコシステムのためにあります。私たちはプロトコルの守護者です。技術的なムーブメントを担い、ノウハウやツールへのアクセスを提供します。」とプリンツは述べています。
「私たちはイノベーションと創造性を刺激することに取り組んでおり、この技術をもって創造力を実践することとなるコミュニティに対しオープンであり、歓迎しています。」
ブロックチェーンの活用を政府事業や民間事業で検討にあたり、プリンツは実用前の「試運転」を推奨しています。また、BSVブロックチェーン上でのピアツーピア電子送金(リアルタイムでのマイクロトランザクション)を体験することは、「目を見張るような」経験であるとも加えています。
「車の性能、信頼性、堅牢性をテストすることで、最終的に需要を生み出し、何が機能し、何が機能しないか気づくことができるのです。私が提供できる最良のアドバイスは、実際に技術に触れ、試してみることです。」
驚異的な成長
Bitcoin Associationのチームは2021年、法務、エンジニアリング、コミュニティマネジメント、マーケティング、テクニカルプログラム、管理など組織の各部署に渡り高度なスキルを持つ複数の人材が加わることにより、大幅な成長を遂げました。
直近3か月で補充された新役職には、
- コミュニティ責任者
- コミュニティマネージャー
- プロジェクトマネージャーなどがあります。
加えて、Bitcoin Associationはアフリカ、中東、アジア、ヨーロッパ、北米など世界中でイベントを主催・後援しました。当協会は、パートナーおよびメンバーにより企画される数々の地域イベントで、今後のBSVの成長をさらに支えていく計画です。
2021~2022年の主要な功績には、次のものがあります:
- 2021年7月31日-ビットコインSVブロックチェーン、1日の平均ブロックサイズの世界新記録更新(45.87 MB)
- 2021年12月15日-ビットコインSVでの1日のトランザクションがBTC、イーサリアム、XRPを超える
- 2022年2月6日-世界新記録の3.8ギガバイトブロックがビットコインSVブロックチェーンで採掘
- 2022年4月4日-ビットコインSVでの1日のトランザクションが記録を塗り替え1,000万件に到達
- 2022年4月21日-ビットコインSVノードソフトウェア v1.0.11公開
その他注目すべき今年のマイルストーンには、次のものがあります:
- 2022年6月-TwetchでのNFT「Cozy Hoodie」コレクションが60秒で売上高5,160 BSV(32.5万ドル)を記録
- 2022年6月-Haste Arcadeが定員を超える申込者から150万ドルの資金を調達
- 2022年4月-Certihash、IBMとの企業向けブロックチェーン情報セキュリティツールの開発をスタート
- 2022年4月-RelayXがRelayXのネイティブトークンであるREXを立ち上げ
- 2021年10月-RelayXがGopnikz NFTの発売を開始。ビットコインSVブロックチェーン上で初のプルーバブリーフェア(証明可能な公平性)のNFT販売となる
- 2021年10月-Hasteが世界初のInstant Leaderboard Payout™アーケードとなるHaste Arcade™を導入
開発者、教育活動、政府
Bitcoin Associationはまた、開発者とプログラマーより、ブロックチェーン上に構築するうえで必要なツールと支援の要請があったことにも特筆しています。これには、BitcoinSV.comウェブサイトのリニューアル、新たなルールとライブラリ、ビットコインSVのDiscordとフォーラムの新機能の実演などが含まれます。
当協会はまた、教育機会の拡充も行い、エコシステムに入ったばかりの人々向けにより技術的な課題についてより深く解説した新コースを提供しました。Bitcoin Associationは、オランダのサキション大学とも提携し、初のビットコインSVオープンオンラインコースを立ち上げてもいます。パキスタンのカラチ大学との別の提携では、6か月間のBSVブロックチェーンオンラインコースをBSV技術チームによるライブセッションと併せて提供しています。今年、CSDNでの中国BSVアカデミーも開講しています。
当協会はそのブロックチェーンを、ツバル国家デジタル台帳プロジェクト、VXPASS.によるレソト王国でのブロックチェーンベースの新型コロナウィルスワクチン管理システムなどの政府イニシアチブにも拡充しています。Bitcoin Associationは、政府の役人とBSVブロックチェーン採用を議論するグローバルカンファレンスを複数開催してもいます。
技術標準委員会によるおおきな進捗
技術標準委員会より、2021年アニュアルレポートが発表され、2021年~2023年のロードマップが示されました。2022年2月、初のBSV技術標準委員会としてマークル証明の標準化企画を推奨ステージへと進めました。
2022年6月、同委員会は新メンバーの追加を発表し、次のメンバーが参画しました:
- ミカエラ・ペティット-nChainシニアリサーチャー
- キップ・トウィッチェル-Sharealedgerエグゼクティブディレクター
- ジェイク・ジョーンズ-HTI Benefits inc.顧問兼最高技術責任者
これらの新メンバーが、アンガス・ブラウン(Centbee共同創設者)とジェームズ・ベルディング(Tokenized最高経営責任者兼共同創設者)と共に、BSVエコシステムの技術インフラの標準化を推進していきます。
アンバサダー
Bitcoin Associationは、昨年に渡りグローバルアンバサダープログラムの一環として、複数の新アンバサダーを任命しています。新アンバサダーは以下の通りです:
- ジョージ・シオシ・サミュエルズ– 南太平洋アンバサダー
- 浜平真澄– 日本アンバサダー
- フランチェスコ・モレロ– 韓国イタリア人コミュニティアンバサダー
- クマラグル・ラマヌジャム– インドアンバサダー
- ローハン・シャラン– インドアンバサダー
- ジェフリー・ウェリ・ウォス– 西および東アフリカアンバサダー
- モハメド・イブラヒム・ジェガ– 西および東アフリカアンバサダー
- ニールス・ヴァン・デン・ベルク– オランダアンバサダー
- フィリップ・マリエン– ベルギーアンバサダー
- バート・オリヴァレス– スペインアンバサダー
- ロビン・デリッサー– アメリカ合衆国アンバサダー
- ダニエル・ワグナー– アメリカ合衆国アンバサダー
今後の展望
当協会は引き続き、ケープタウンでのアフリカテックフェスティバルやナイジェリアでのブロックチェーン開発者サミットなど、イベントで多忙な年を迎えることになります。他にも、多数のイベント、カンファレンス、ミートアップ、ワークショップが世界中で計画されています。
当協会からはまた、創設者兼会長ジミー・グエンが新たな場での活躍を求め退任します。グエンはBSVブロックチェーン最大の提唱者であり、業界では影響力のある発言者であり続けます。