ビットコインSVマイナーIDおよびマーチャントAPIベータ版リリース

By Press Release Published: 4月 3, 2020
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背景

ビットコインSVネットワークがサトシ・ナカモトにより定義されたモデル構造に向け進化を続けるにあたり、この変化を支える新たなツールが誕生しています。より安全な即時トランザクションのパラダイムへ向けた躍進の一部として、マイナーIDおよびマーチャントAPIプロジェクトについての議論が深められてきました。

これらのプロジェクトでは非公式ベータテストが実施され、公開ベータ版としてリリースされ、RFCとして公の場で検証されるプロセスへと入りました。

サービス

マーチャントAPI

マーチャントAPIは、アプリケーションおよびウォレット開発者がビットコインネットワークをより効率的に利用することを可能にする2つの核となるサービスを提供します。

1.フィー・ディスカバリー:このサービスでは、トランザクションを作る当事者が、必要なサービスレベルを保証するためにマイナーから要求される手数料の規模を事前に知ることを可能にします。ダイナミックかつ流動的で、リアルタイムな手数料市場が成立することを可能にする重要なサービスとなります。

2.ダイレクト・トランザクション・サブミッション:ユーザーが、ビットコインのピアツーピアネットワークの外側のレイヤーをバイパスし、マイナーに直接トランザクションを送信することを可能にします。これにより、ノードポリシーが動的かつ競争しながら遷移する環境で起こるプロパゲーション問題の多くを避けることができます。

3. ユーザーベースの手数料ポリシーにより様々なユースケースに合わせた手数料構造を組み立てることができるようになります。

マイナーID

マイナーIDとは、マイナーが安全に自らのプルーフ・オブ・ワークに裏付けられたアイデンティティと評判のオーナーシップを保つための手段です。初版で示した当初のユースケースを超えた多くのアプリケーションを備え、拡張可能な設計がされています。

マイナーIDの主な利用方法には次のものがあります:

1. マーチャントAPI RESTエンドポイントに向けたサービスのアドバタイジング

2. マーチャントAPIレスポンスの署名のためのアイデンティティの提供

RFCフェーズ

マーチャントAPOとマイナーIDの規格はどちらも、運用が開始されると同時にBitcoin Associationのテクニカル・スタンダード・コミッティー (TSC) プロセスを通ることとなっています。但し便宜的に、この案としての規格が公の場での検証用にリリースされています。

APIの規格はどちらもGithub上にあり、フィードバックはGithubIssueシステム経由でお願いいたします。

仕様

仕様書のドラフトは BRFC 形式 で書かれており、こちらでご覧いただけます。

1. https://github.com/bitcoin-sv-specs/brfc-merchantapi

2. https://github.com/bitcoin-sv-specs/brfc-minerid

3. https://github.com/bitcoin-sv-specs/brfc-misc

misc」のリポジトリはマーチャントAPIとマイナーIDの外でのユースケースを持つ共通の仕様書に向けたものとなります。例として、手数料仕様の規格は手数料について記述する一般的な規格としての採用を想定し、BIP270で使用されることを想定しています。

フィードバックを提供するには、該当の規格リポジトリごとにGithubのIssueシステムを利用してください。

リファレンスの実装

リファレンスの実装についてはこちらでご覧いただけます。

4. https://github.com/bitcoin-sv/merchantapi-reference

5. https://github.com/bitcoin-sv/minerid-reference

エンドポイント

スケーリングテストネットワーク
マーチャントAPIをテストしたいアプリケーション開発者向けに、テストインスタンスが利用できるようになりました。
MAPI: https://galt.bitcoinscaling.io:9004/mapi/feeQuote
ブロックエクスプローラー: https://stn.whatsonchain.com/
フォーセット: https://faucet.bitcoinscaling.io/

メインネット
メモリプールが開発者用テストにマーチャント用のAPI向けのメインネットインスタンスを実現しました。
ドキュメンテーション: https://developers.dotwallet.com/en/dev/api/merchant
エンドポイント例: https://www.ddpurse.com/openapi/mapi/feeQuote

このエンドポイントを利用するにはHTTPヘッダーの追加が必要になります。

トークン: 561b756d12572020ea9a104c3441b71790acbbce95a6ddbf7e0630971af9424b

間もなくメインネットでのマーチャントAPIインスタンスがさらにアップされ稼働する予定です。

お問い合わせ

規格およびリファレンスの実装についてのサポートと一般的な議論については、次のテレグラムグループにご参加ください: https://t.me/joinchat/JB6ZzktqwaiJX_5lzQpQIA

ロードマップ

両サービスにはさらに多くの機能が計画されています。

マーチャントAPI

マーチャントAPIのフェーズ2そして3への取り組みが、次の内容と共に開始されています:

1. マークルプルーフと二重支払い通知へのコールバックを可能に。

a. 既存のメッセージシステムを、この機能の元となるオフラインコミュニケーションの問題を解決できるように開発中です。

2. マーチャントと多数のマイナーの間で中間的な役を果たし、手数料のアグリゲーションサービスと必要なトランザクションの専属分配を行うアグリゲータサービス。

マイナーID

マイナーIDのユースケースがコインベースドキュメントのプロトコル定義コンテンツへの拡張として、そしてその他の文脈での実際のIDの利用と共に実装されました。次のような例があります:

1. 更なるポリシーと既定手数料の仕様の発行。

2. マイナーがお互いに、または対外的に自らのマイニング履歴と共にやり取りができるマイナーコミュニケーション。

3. 多数のマイナーIDから宣言を集めることによる宣言および宣言を論証する総ハッシュパワーのアグリゲーションの証明。

4. マイナーの評判に裏付けられた二重支払い通知。

5. マイナー限定のサービス(例:ストリーミング・ブロック・テンプレート・プロトコル)へのアクセスの認証メカニズム。