会長ジミー・グエンの言葉
Bitcoin Associationコミュニティの皆さん、こんにちは!
まず初めに、我々は「BSVアップデート」の配信スケジュールを変更し、BSVエコシステムの状況についての私自身の見解を含めた、より充実したニュースレターを月に一度配信することといたしました。
今回初となる「会長の言葉」を皆様にお届けするにあたり、ビットコインよりも重要な世界の健康と幸福について最初に触れないわけにはいきません。COVID-19のパンデミックは、我々すべての生活を変化させ、そして今、私たちはほんの数ヶ月、数週間前とは著しく異なる生活に順応し始めたばかりです。
このような時にこそ人々やコミュニティが一つにならなければならず、それにはビットコインSVコミュニティも含まれています。Bitcoin AssociationはビットコインSVのグローバルな普及をすすめるとともに、可能な限りのサポートを行っていきたいと考えています。
我々は常にメンバーからの意見を聞くことを楽しみにしていますが、我々が今現在経験している急速な変化を考えると、今まで以上にメンバーの意見が必要なのです。Bitcoin Associationはビジネス向けのブロックチェーンとして最高のビットコインSVを確立することに取り組み続けます。ですので、どうか我々の取り組みについて、また我々がグローバルコミュニティとして、お互いに助け合いビットコインSVをサポートするために、今、どのように協力できるのかご意見をお聞かせください。
当然のことながら、COVID-19の状況を考慮して多くのBitcoin Associationのイベントを追って通知するまでの間、延期することに決定しました。これには、すでに6月にサンフランシスコで行われることが発表されているBSV DevConも含まれています。我々はビットコインSVについてより詳しく学ぶためのリソースを開発者や企業幹部向けに提供するためのオンラインプログラムの立ち上げに取り組んでいます。状況の進展について、 Bitcoin Associationからの情報にご注目ください。
しかしながら、世界的危機の真っ只中でさえビットコインSVエコシステムにはインスピレーションやポジティブな側面を提供できる有益な話題がたくさんあるのです。今月のBSVアップデートでは、次のことに注目します:
– bitcoinsv.comとBitcoin SV Wikiの公開
– ビットコインSVの新しい名称:トランザクションプロセッサとデジタル資産
– Bitcoin Associationのスロベニア訪問
– Jerry Chan氏がBitcoin Associationを去り、TAALのCEOに就任することについての祝辞
– eスポーツ業界におけるKronoverseの主な活動
– 環境維持のためのUNISOTのエキサイティングな開発
Bitcoin Associationのすべてのメンバーより、あなた、あなたの家族、そして我々のコミュニティのご多幸をお祈りし、(どのような形であれ)再びまたお会いできることを楽しみにしています。
お体に気をつけて、どうか安全でいてください。
Bitcoin Association会長
ジミー・グエン
ニュースとアップデート
Bitcoin Association のイベントプログラムとDevConサンフランシスコの最新情報
Bitcoin Association のイベントは、ビットコインSVの能力について開発者、企業幹部、投資家などへの教育活動が大部分を占めています。世界中のその他の組織や企業同様、我々も6月にサンフランシスコで行われる予定のビットコインSV DevConを含む対面式のイベントを一時延期する必要があります。
これは、Bitcoin Association が主要なカンファレンスを再び開催することが安全だと感じ日程を決定するまでは、サンフランシスコでのDevConが延期されることを意味します。協会は現在の状況を注視しており、イベントの開催に関する助言について関連政府機関との情報交換に積極的に関与しています。そして、状況の進展に応じ、変更事項の通知のために協会メンバーはもちろん、サンフランシスコDevConに事前登録したすべての人たちと連絡を取り続ける予定です。
同時に、その間、ビットコインSVについてより詳しく学んでいただくためのリソースを開発者や企業幹部向けに提供するオンラインプログラムの立ち上げに取り組んでいます。詳細についてはしばらくお待ちください。個人的なご質問がある場合は、Bitcoin Associationチームまでお気軽にご連絡ください。
Bitcoin SV Wikiが公開
Bitcoin AssociationとnChainのスタッフの多大な尽力により、新しいBitcoin SV Wikiを(2月に開催のCoinGeekロンドンで)発表できたことを嬉しく思います。ビットコインに関する誤った情報はあまりにも長い間拡散していました。Bitcoin SV Wikiは、ビットコインについて開発者や世界を再教育するための総合的なリソースとなるでしょう。そして、ビットコインの歴史を記録し、エコシステムに貢献する技術、サービス及び機能を集約するものとなるでしょう。
我々は、このプロジェクトが公開され世界中がアクセス可能になったことを喜ばしく思います。Bitcoin SV Wikiにアクセスし、ビットコインが本当に意図することについて学んでください。
BitcoinSV.comが公開!
Bitcoin Associationはまた、BitcoinSV.comを正式に立ち上げたことを発表できることを嬉しく思います。この新しいウェブサイトは、ビットコインSVに関するものすべての公式「マスターポータル」であり、開発者、企業幹部、トランザクションプロセッサ、投資家などから一般的なユーザーまですべてのユーザーに適した最新のコンテンツ、情報およびリソースリンクを兼ね備えています。我々は昨年11月のビットコイン独立1周年記念日にBitcoinSV.comを試験的に公開し、徐々にウェブサイトにコンテンツを追加してきました。
多くの人達はBitcoinSV.ioウェブサイトをビットコインSVの情報を得るための「公式」サイトとして認識しています。.ioサイトは2018年に技術的なユーザーを対象としてビットコインSVノードの実装に関する情報を提供するために立ち上げられたものであり、長期的にビットコインSVの一般的な情報サイトとすることを意図したものではありませんでした。今後、そのような機能は、より主流のユーザーに適したコンテンツを持つBitcoinSV.comで提供される予定です。
BitcoinSV.ioはビットコインSVノードソフトウェアやビットコインSVノードチームからのその他のインフラプロジェクトについての技術的な情報を提供するために引き続き運用されます。
BitcoinSV.comにアクセスし、リンクを世界に広く公開してください。
名称の重要な変更
ビットコインやブロックチェーン業界で使用されている特定の用語の名称を変更する時が来ました。
「マイナー」ではなく「トランザクションプロセッサ」
「マイナー(採掘者)」という用語は、各ビットコインブロックを獲得したノードが最初に2100万枚限定で発行されたコインの中から新たなコインを受け取るということが、あたかもノードが地中からコインを採掘しているようだという比喩に基づいて採用されました。当初は、各ブロックから獲得できる新しいコイン数は、ネットワークを自身で構築するための補助金とされていましたが、時間の経過とともにコイン数は意図的に減少されており:50コインから始まり、およそ4年ごとに25コイン、12.5コイン、そしてもうすぐ6.25コインに半減するといった具合です。
したがって、従来のマイニングとの類似性は時間とともにますますなくなってきています。次の3つの主要な競合するビットコインチェーン間での差し迫った半減期に伴い、ブロック報酬の補助金部分から「マイナー」が稼ぐ利益の不足分を補うために、より多くのトランザクション手数料が必要になるとされています。このことは、「マイニング」の収益性を確保し、ネットワークを維持する上で重要なことです。さらに、新しいブロックがマイニングされるごとに、限られた2100万ビットコインの中から新しいコインが流通することはなくなっていきます。これはネットワーク内での「マイナー」の役割の変化を表しています。つまり、「マイナー」はすでに市場に流通しているコインの中からトランザクション手数料を獲得することに注力し、「マイナー」が新しいコインを市場に供給することはなくなるのです。これを反映し、我々は「トランザクションプロセッサ」という用語を支持し、「マイナー」と置き換える時が来たと確信しています。この用語は、現在のビットコインエコノミーにおいてのノードの役割をより正確に表しており、ブロック報酬の補助金部分が半減し続けることに伴って、ここ何年かのうちに確実に重要なものとなるでしょう。
「仮想通貨」ではなく「デジタル通貨」または「デジタルアセット」
もう一つの変更点として、Bitcoin Associationはビットコイン(もちろんSV)を表すために「仮想通貨」ではなく「デジタル通貨」または「デジタルアセット」という用語を使用します。
この変更には、理由が2つあります。まず、クレイグ・ライト博士が繰り返し説明するように、ビットコインのセキュリティは暗号によるものではなく経済によるものなのです。従って、そもそも「仮想通貨」という表現はビットコインを表わすのにふさわしくなかったのです。
2つ目の理由としては、長年にわたってビットコインやその他のデジタル通貨が誤用されたり歪めて理解されたりしたことにより、「仮想通貨」に否定的な意味合いが付随してしまったということです。我々は、ビットコインは法的に非常に有用であり、そのような否定的な意味合いと関連付けられるべきではないと考えています。Bitcoin AssociationがビットコインSVにおけるビジネスを発展させ続けるには、ビットコインの有用性をより正確に表わすのは勿論のこと、「デジタル通貨」または「デジタルアセット」が企業や政府に対してより判りやすい用語であると考えています。
今後の前進のため、Bitcoin Associationはこれらの新しい名称を使用することに取り組み、メンバーや幅広いビットコインコミュニティでも同様であることを積極的に推奨します。
Bitcoin Associationから Jerry Chanへの祝辞
Bitcoin Associationは、日本・韓国地区マネージャーであるJerry Chan氏がTAAL Distributed Information Technologiesの代表取締役兼CEO に就任したことについてお祝いを申し上げます。
TAALは、ビットコインSV、またその関連技術、ブロックチェーンアプリケーションの企業レベルの開発に重点を置き、トランザクションプロセスに取り組む、カナダを拠点とする上場企業です。
Jerry氏はBitcoin Associationの最初の地区マネージャーの1人であり、ビットコインのサトシ・ビジョンを長年にわたり支持してきました。特に、昨年、Jerry氏がクレイグ・ライト博士と共に東京でのイベント、BSV: Bitcoin for Businessを主催したことに感謝しています。
Jerry氏の今後の活躍をお祈りすると同時に、将来、TAALでの新しい立場で我々と協力する機会を楽しみにしています。
Bitcoin Associationスロベニア訪問
Bitcoin Associationは、3月3日にリュブリャナで初めておこなわれたBSV カンファレンスでnChainおよびCREAとパートナー契約を結んだことを光栄に思います。CREAは、ビットコインSVノードチームのメンバーとしてnChainと共に開発業務を行っているスロベニアに拠点を置く開発会社です。これは、COVID-19の状況が改善するまでは、直近での最後の対面式のBitcoin Associationのイベントとなるでしょう。
企業やビットコイン業界から250名を超える企業幹部や開発者たちがスロベニアで行われた「Bitcoin SV: The Blockchain for Business」(ビットコインSV: ビジネス向けのブロックチェーン)に集結し、なぜBSVが企業にとって理想的なブロックチェーンであるのかを示した実際の一連のアプリケーションを使用し、ビットコインの可能性に焦点を当てたワンデイプログラムに参加しました。
このイベントは、Bitcoin Associationの会長であるジミー・グエン氏によって催されました。(そして、グエン氏は参加できなかったスピーカーの代わりに、最後までトピックについてスピーチを行いました。)しかしながら、このイベントの焦点は、nChainとCREAの成功した協力関係とビットコインSVを利用して地域の企業をどのように支援したかについてでしたので、カンファレンスではクレイグ・ライト博士のビジョンであるオン・チェーンの立ち上げについての力強いスピーチを目玉とした、Bitcoin Associationのビジネスメンバー数人が注目を浴びたのはもとより、nChainのシニアメンバーやCREAの代表者達が参加しました。
「私は、[ビットコインSV]が毎秒数百万ものトランザクションを行えるようになるのを見届けたいのです。」とライト博士は大声で述べ、満員の会場を湧かせたのです。
「現在、Googleは1秒あたり約56,000件の検索を行っています。我々は、[ビットコインSV]が毎秒数百万件のトランザクションを行うことを目指しています。すなわちそれは、GoogleやFacebookのような組織に追い付くということですが、彼らのような広告収入は必要ではありません。」
イベントについての全概要は、CoinGeekにアクセスしてください。
今月の言葉:Jan Smit – Two Hop Ventures
Bitcoin Associationは先日、オランダのアンバサダーであるJan Smit氏に長時間にわたるインタビューを行いました。Jan氏は、完全にBSVへの投資だけに焦点を当てたベンチャー投資会社であるTwo Hop Venturesのジェネラルパートナーとしての役割について述べ、ビットコインエコシステムが重要な瞬間を迎えたことについて話しました:
「これは、本当に胸が踊る瞬間だ!これは大きなチャンスであり、[ビットコインSVを基盤とする]ほとんどの企業が、今現在持つ価値をはるかに超えて成長すると100%確信しています。このようなレベルで投資出来ることは、歴史的なチャンスだと言えます。」
4月後半にBitcoin Associationのウェブサイトで公開されるJan氏の長編プロフィールセットで詳細をご覧ください。
KronoverseがCoinGeekロンドンでの成功に続き、大きな一歩
ビットコインSVゲーミングプラットフォームであるKronoverseは、ゲーム業界とブロックチェーンスペースでイノベーターとして確立するという2つの重大な発表を行いました。
KronoverseはCoinGeekロンドンでスタートしたCryptoFights(クリプトファイト)だけでなく、Kronoverseのゲーミングプラットフォームの開発とスケールのために世界最大のeスポーツ企業であるESLとスポンサー契約を締結したことを発表しました。
Kronoverseの創設者かつCEOであるAdam Kling氏は「ESLは世界で最も古く、最も成功しているeスポーツ企業として、成長し続けるeスポーツ業界での成功には何が必要か承知しています。」と述べました。
「我々は、ESLとのパートナーシップによりKronoverseのプラットフォームを完全に開発できると確信しています。これには、インディーゲームの開発者を惹きつけることに始まり、対戦ゲームでの不正行為などの問題を解決することまでのすべてが含まれています。」
ゲーム業界の新興企業にとって忙しい月ではありましたが、KronoverseはさらにESIC (Esports Integrity Commission)の会員に選ばれたことを発表しました。KronoverseはESICと協力して、ビットコインSVとブロックチェーンテクノロジーがeスポーツに確実性と信頼性を加えられるよう、その方法について検討する予定です。eスポーツ業界は単に人気が急上昇しているだけでなく、突出した金銭的報酬が見込める業界なのです。
UNISOTが引き続きビットコインSV上に構築
2月に開催されたCoinGeekロンドンおよびその後のプレスリリースで、ビットコインSVのみを利用してアプリケーションを開発するノルウェー発のサプライチェーンマネージメント会社UNISOTは、新製品であるSeafoodChainのリリースについて発表を行いました。このプラットフォームは、海産物と養殖産業のための追跡可能性、商品の生産地および品質証明を結合させるもので、上記の全てがチェーン上に構築され記録されます。
さらに、UNISOTは企業名と同じUNISOTというエンタープライズブロックチェーンプラットフォームを立ち上げました。どちらのプラットフォームもビットコインSV上に構築されており、CEO であるStephan Nilsson氏はブロックチェーンのスケーラビリティ、安定性、低料金が開発決定の決め手だと話しています。
持続可能性と追跡可能性を核とし、環境に配慮した商品とその確実性を高めるために必要な技術に対する世界的な需要の高まりを利用する新しい方策を見つけだしたというUNISOTのさらなる発表を期待しています。