ブロックチェーン開発会社Layer2 Technologiesの最高技術責任者、およびオーストラリアのBitcoin Associationアンバサダーを務めるエリ・アフラム氏は、ビットコインについて豊富な知識を持っています。ビットコインコミュニティの長年にわたるメンバーであるアフラム氏は、技術が未来をどのように形作るべきかについて明確なビジョンを持ち、そのビジョンを達成するために自分自身を捧げています。
「私が7歳くらいの時に父がコモドール64のコンピュータを家に持って帰ってきたのが全ての始まりでした。それから間もなくして私は初めてのコンピュータプログラムを書き、それ以来、私はプログラミングとコンピュータに夢中になっています」とアフラム氏は説明します。
「私はビットコインに関心を持ち、ビットコインのスケールについて緊急的な必要性を感じたため2015~16年頃からビットコインのスケーリングについて多くのことを書き始めました。そして、そのことが少し注目を集めたのです。」
アフラム氏の執筆活動は、最終的には彼をクレイグ・ライト博士とつなげ、アフラム氏は博士と一緒に仕事をしたり、研究や活動を取材したりする機会を与えられました。そして、気づけばアフラム氏はビットコインSV運動の真っ只中にいたのです。
「私はなんの先入観もなく話を聞いていく中で、早い段階で[ライト博士]が本物であることに気づきました。それは彼が話した言葉だけではなく、彼の情熱と、ビットコインを成功させようという誰にも負けない意欲によるものです。」
現在、アフラム氏は、Layer2 Technologiesの名で運営されている企業グループの最高技術責任者(CTO)を務めており、トークン化を最重要視しながら、ビットコインSVエコシステムのためのビジネスやアイデアの開発に取り組んでいます。
「目的は他の企業が製品をトークン化することを支援することです。まず、最初に挑んでみようと思うのは既存の需要がある金です。私達はすでにトークン化に興味を持つ金庫や地銀、そして銀行と話をしています。」
アフラム氏は金を例に挙げながら、トークン化に適した資産クラスは他にもたくさんあると強調していますが、トークン化自体は新しい概念ではないと指摘しています。
「トークンは、人々がそれを認識しているかどうかに関わらず、現実の世界では毎日使われています」と彼は説明します。
「人々は金を買うたびに、実際には実物の金を買っているのではなく、その金を表す証明書を買っているのです。その証明書こそが金を現すトークンです。今日は単なる一枚の紙かもしれません。明日にはブロックチェーン上のトークンとして表されるデジタル証明書かもしれません。」
ビットコインSVは、効率的かつ効果的に資産をトークン化する能力を持つ唯一のブロックチェーンであり、迅速な決済時間、低トランザクション手数料、そして必要なデータ容量の無制限を提供します。すでに、ビットコインSVのエコシステムにトークン化された未来をもたらそうとするさまざまなベンチャー企業が登場しており、そしていくつかの顕著な例が前面に出始めています。
「私はジェームズ・ベルディングが思い描き、現在彼のチームによって開発されているトークン化されたプラットフォームとプロトコルのファンです」とアフラム氏は言いいます。
「彼が最初にアイデアを持ちかけてきたとき、目を見開いたのを今でも覚えています。彼はトークンが何であるかを理解していましたし、何の裏付けもない資産が発行されたり、使われたりや詐欺、あるいは売却やダンピングされたりするという、ICO騒動で起こったことで傷つくこともありませんでした。」
ICOブームのようなブロックチェーン技術の負の面へ応用されることや、その結果として多くの業界に浸透で評判が悪くなっていることは、まさにアフラム氏がLayer2 Technologiesで解決しようとしていることであり、そのすべては効用の最大化にしっかりと根ざしたアプローチを中心としています。
「現実世界にあるすべてのものが、ブロックチェーン上でより効率的に運用できるようになります。それが私達が集中して達成しなくてはならないことです。それは、私たちが使用している特定の用語から離れる必要さえあることを意味しているのかもしれません」とアフラム氏は言います。
「現実世界の用語で説明を始めると、ビジネスやエコシステムのパートナーやチームにとって、この技術が何をしてくれるのかを咀嚼し、理解するのがとても簡単になります。」
アフラム氏は、Layer2 Technologyの最高技術責任者として、またBitcoin Associationのアンバサダーとして、ブロックチェーン技術の可能性とビットコインSVで出現したビジネスフレンドリーなエコシステムについて、ビジネスコミュニティのリーダーたちを教育する活動を行っています。
「BSVは非常にビジネスに力を入れていて、非常にビジネス志向です。私達は企業にこそオンチェーンで構築してほしいのです。ブロックチェーンの価値を高めるのは企業であり、人と企業は一緒に働くため企業が採用すれば、人も採用するでしょう」とアフラム氏は説明します。
「私たちが必要としているのは、より多くの取引がオンチェーンで行われることです。多ければ多いほど良い結果となります。開発者はできるだけ多くのミドルレイヤー技術を構築する必要があると思います。私はこのような人々を他の開発者を可能にする製品を作る開発者として、イネーブラーと呼んでいます。
私たちがこれを続けている限り、他の開発者も開発をすることになるでしょう。構築すれば、彼らはやってきます。100%正確とは言えませんが、少しは真実味があります。簡単にすれば、人はやってくるのです。」
Bitcoin Associationのオーストラリアアンバサダーとして、アフラム氏は地元のコミュニティがどのように成長しているか、また、それを継続するために何が必要かをよく観察しています。
「BSVに関して高い才能を持つ者の多くはオーストラリア出身です。私はそれを誇りに思います。私はサトシ・ナカモトが日本名にもかかわらず、オーストラリア人であることを誇りに思っています」と彼は語ります。
「同時に、大手企業や事業体に勝つためには、まだまだ長い道のりであると実感しています。これらが、ビットコインSVで何が達成できるかを理解してもらうために、私たちが本当に取り組むべき場所であり、時間を投資する必要があります。」