IPv6が解き放つBSVブロックチェーンの真の力

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By Jamie McKane Published: 4月 29, 2022
Prof Latif Ladid with BSV Blockchain

インターネットの設計は、世界中何十億人もの人々に前例のないコミュニケーションと利便性をもたらした、データ集約的なアプリケーションによる新しい情報化時代の到来を予告しました。

インターネットベースのサービスおよびアプリケーションの普及が飛躍的に成長し続けるにつれ、グローバルネットワークを支える標準規格も、グローバルに交流する何十億もの端末とユーザーに対応できるよう進化を続けてきました。この普及の顕著な例が、インターネットに接続されたそれぞれの端末に個別の128ビットのIPアドレスの付与を可能にするインターネットレイヤープロトコルである、IPv6です。

現在のようなインターネットが誕生した当初は、接続された端末にアドレスを割り当てるために用いられていたのはIPv4規格でした。しかし、IPv4で可能なのは32ビットのアドレスのみであり、1990年代にインターネットが急速に普及するとはるかに膨大なアドレスが必要になることが明白となりました。したがって、IPv6規格が標準化され採用されることになりました。

IPv6アドレスを用いることによりエンド・ツー・エンドネットワーキングが実現できるその能力は、BSVなどの無制限のブロックチェーンプロトコルの効率性及び能力を飛躍させるのに欠かせません。BSVブロックチェーンは、企業スケールでのアプリケーションに求められる水準にスケーリングできる能力を持った唯一のパブリックブロックチェーンであり、また仲介者なしでピアツーピアの決済と複雑なデータのやり取りを可能にするインターネットの拡張として機能するように設計されています。

IPv6の普及がブロックチェーン技術の持つ真のポテンシャルを解き放つために果たすその役割の重要性およびBSVの持つ力について、5G World Alliance会長およびIPv6 Forum責任者のラティフ・ラディド教授に詳細を聞きました。

エンド・ツー・エンドソリューションとしてのIPv6とブロックチェーン

IPv4は現在も世界中で広く用いられていますが、このプロトコルで利用できるアドレス空間は2011年に完全に使い切られ、IPv4によるネットワーキングは以来、正しいアドレスにトラフィックが届けられるよう送信中にIPアドレスを修正するNAT(ネットワークアドレス変換)を必要とするようになりました。

この問題を解決するためには、世界規模でIPv6が普及すること、およびエンド・ツー・エンドのネットワーキングがこの不要なアドレス変換なしで続行できるようになることが重要です。

「IPv4アドレス空間は、2011年2月2日に使い切られました。以来、中心的なアドレス空間はなくなってしまったのです。しかしレジストリやISPにはいくらか残っているため、現在でも使い続けられています。しかし、その間にIPv6を世界規模で展開しました。世界の45%は、知らないうちに既に使用しています。しかしそうなることが目的でもあるのです。」とラディド教授は話します。

「現在、主要な団体、大型ISP、および一部の政府機関がIPv6オンリーを2025年までに目指しています。例えば、米国政府ネットワークは2025年までにIPv6オンリーのトラフィックを80%にするよう目標を掲げています。」

ラディド教授によると、IPv6の普及に向けた最初の節目は3Gモバイルネットワーキング技術であり、4G、5Gへと続いてきました。同教授は、次の節目はブロックチェーン技術となるとしています。

ブロックチェーンの設計はIPv6に対応できる、―多くの人にはこのことが知られていません。ブロックチェーンは初めからエンド・ツー・エンドソリューションであり、地球上にエンド・ツー・エンドソリューションはあまり多くありません。ブロックチェーンはピアツーピアアプリケーションであると思っている人もいます。実際は、ピアツーピアを超えるものなのです。アドレス空間をブロックチェーントランザクションの出発点そして終着点として利用することで、インターネットのベストなモデルを手に入れることができます。」とラディド教授は話します。

「こうしてインターネットはエンド・ツー・エンドモデルとして始まりましたが、通信事業者がネットワークアドレス変換を用いて遠隔通信インターネットとしたことにより、そのエンド・ツー・エンドモデルが崩れたのです。IPv6では、エンド・ツー・エンドモデルを必要とするため、ブロックチェーンのようなアプリケーションのために必要な姿そのものに復元したのです。IPv6アドレスを両サイドで用いることで、2人のユーザー間でトラフィックをルーティングすることができるので、何をすべきかを管理する仲介役が不要になるのです。」

 

BSVがインターネットの根本モデルを復元するその方法

ラディド教授は、BSVブロックチェーンによってエンド・ツー・エンドモデルでのデータトランザクションと決済が最も優れた形で実現されると確信しており、BSVの認知を高めるためBSVグローバルブロックチェーンアドバイザリーカウンセルの役職を通してその専門的知見を提供しています。

同評議会は、企業、政府、学術界から上級専門職とテクノロジー専門家を集め、インターネット上でのピアツーピアアプリケーションと決済のための新たなデータネットワークプロトコルとして、BSVブロックチェーンの教育および普及に取り組んでいます。

「BSVブロックチェーンは、非常に小さな金額かつ低い手数料でのトランザクションを可能にすることで、インターネット上でトランザクションを行う多くの人々にとって蓄積される、インターネットの機能のあるべき姿にとって根本的なアプローチをもたらします。決済はもともとインターネットで実現していたものではありませんが、そのインターネットで当初に実現されなかったことを復元するのがBSVブロックチェーンだと考えています。」とラディド教授は話します。

BSVグローバルブロックチェーンアドバイザリーカウンセルでの自身の役目について、ラディド教授は、BSVブロックチェーンの普及を進めるため、あらゆる分野での教育の必要性が非常に高いことを指摘しています。

「教育、ベストプラクティスの実践、そして政府、規制当局、ISPおよび産業への適切なメッセージの進言など、私達がしなければいけないことは多くあります。なぜなら、ブロックチェーンは、1つですべてが解決するソリューションではないからです。今日、競合するソリューションは多くあり、そのどれもが自らの優位性を喧伝しています。この分野は若干混とんとしており、私たちはIPv6と最もうまくいく唯一のブロックチェーンのみを支持したいのです。それが、BSVブロックチェーンだと考えています。」

BSVで実現されたインターネットの根本的なエンド・ツー・エンドモデルを復元するブロックチェーンの画期的な能力は、ラディド教授にとってもっとも重要なテクノロジーの一面です。同教授は、ブロックチェーン技術をめぐる文脈に絡み、世界中で起こっているトークン価格の投機について言及し、「暗号」技術を投機やギャンブルとする見方を否定しています。

この理由から、同教授はBSVの能力を体現させているBSVブロックチェーン協会のアプローチ、および私たちが知るインターネットを替えるその能力を支持しています。

「BSVブロックチェーン協会は、教育において非常に重要な役割を担っています。私たちには、BSVが何であり、ブロックチェーンが何であるのかを説明する責任があるのです。混乱がすでに起こっているため、教育はとても必要とされています。地球上で繰り広げられるカジノ劇を支持したいのでは決してないため、ブロックチェーンの概念を「暗号」などから一切切り離す必要があります。それは私たちが目指すものではありません。私たちが目指すのは、テクノロジーの普及にあらゆる人を巻き込んでいく事なのです。」