MNP調査報告書により明らかにされた、BSVが本物のビットコインである理由

By Jamie McKane Published: 8月 31, 2021

カナダで5番目の規模を誇る公認会計士事務所かつ事業コンサルタント企業のMNPが、2008年にサトシ・ナカモトのホワイトペーパーにより描かれたビットコイン当初のプロトコルに照らし合わせ、ビットコインSV(BSV)とビットコインコア(BTC)プロトコルを比較しまとめた調査報告書を発行しました。

「The original Bitcoin protocol: what is it and why does it matter?」(ビットコイン当初のプロトコル:その実態と意義)と題された調査報告書では、ビットコインSVがビットコイン本来のビジョンにもっとも忠実なブロックチェーンの実装であることが結論されています。

「当社の検証では、ビットコインはグローバル決済システムとして競合するためのデジタルキャッシュによるトランザクションネットワークを意図しているものであった。」と調査報告書は記しています。

「現時点におけるビットコインSVとビットコインコアの実装を、本来のビジョンに対して検証した。当社の検証の結果は、ビットコインSVがビットコインでサトシ・ナカモトにより描かれた本来の意図をもっとも体現したものであることを示している。」

調査報告書は、ビットコイン本来のプロトコルの多様な側面についてサトシ・ナカモトにより作成され技術の発展に大きく関与することとなった当時のやり取りやコードに基づいて吟味されています。これらの検証材料に基づいてフレームワークを構築し、ネットワーク能力、設計、パフォーマンスについてビットコインSVとビットコインコアを比較しました。

ビットコインプロトコルのBTCにおける実装は、その混乱した開発の過程で膨大な数のハードフォークを経ており、迅速で効率的かつ二重支払を防止できるピアツーピアトランザクションから「価値の保存」または「デジタル・ゴールド」へと変容しました。その開発を通して、ビットコイン本来のプロトコルのオペコードやスクリプト、機能を複数無効化し、ネットワークが処理できるブロックのサイズを人為的に1MBに制限してきました。

ビットコインSV(ビットコイン・サトシビジョン)は、スマートコントラクト対応、素早く廉価でデータ容量の大きいトランザクションなどのビットコイン元来の機能を復元させることを考えたコミュニティにより生み出されました。この点に関し、BSV開発者はビットコインプロトコルの当初のスクリプト機能のほとんどを復元し、人為的なブロックサイズ上限を取り払い、ネットワークでトランザクション手数料を押さえながら膨大なトランザクションをこなすことが可能になりました。

MNP調査報告書は当初のプロトコルの設計に基づき複数の基準を設け、BTCとBSV各ブロックチェーンプロトコルの2021年3月31日時点の実装についてこの基準への適合を検証しました。各ブロックチェーントークンの投機的バリュエーション、知名度、その他のフォークは、各プロトコルの本来のビットコインの設計への適合の評価に関係ないことから調査項目として対象外とされました。

 

主な違い

調査報告書の評価には、各プロトコルの実装における本来のビットコインのセキュリティ設計への忠実さから本来のプロトコルの背景にあるビジョンによって必要とされたスケーリング及び機能的要件の順守まで、多彩なカテゴリが設けられました。

ビットコインSVとBTCをサトシビジョンに照らし合わせて比較した際の大きな違いのほとんどは、ビットコインSVにおける理論上無制限のブロックサイズとは対照的なBTCでの人為的なブロックサイズ制限から来ています。BTCはブロックサイズが最大1MBに制限されており、ビットコインプロトコルに於いて最初に描かれたビジョンの多くの概念の実現に必要なスケーリング能力と高いスループットのトランザクションが大きく妨げられています。

調査報告書における基準について、次の通り明確な差が提示されました。

  • ネットワークとブロックサイズは、ネットワークの使用状況に基づいて変動できるべきであること – BTCでは1MBの人為的ブロックサイズ制限により、1日のうちに処理できるトランザクション数に上限が発生し、普及の高まりによるトランザクションボリュームの増加に対応できなくなります。一方ビットコインSVでは、ブロックサイズ制限は存在せず、ネットワークの市場要求に比例してブロックサイズを増やすことでトランザクションボリュームが増え、簡単にスケーリングが可能です。
  • ネットワークは常に利用可能であり、ビットコインがマイニングされる限り無料のものも含めあらゆる有効なトランザクションを処理できるべきである – BTCでは、無料トランザクションはマイナーによって無視されることがあり、メモリプールで放置されいつまでも処理されない場合があります。ビットコインSVでは、その優れたスケーラビリティにより無料のトランザクションはブロック内で発生し得るとともに、実際に発生しています。どちらのネットワークでも、中断時間の発生はありませんでした。
  • ネットワークの規模により全体の消費電力は変化する – BTCの全体のトランザクション当たり電力消費は、ネットワーク上のブロックサイズが1MBに制限されているため難易度とともに上昇します。ビットコインSVネットワークでは、ブロックサイズが増加するに連れトランザクション当たりで必要な消費電力量は劇的に減少し、ブロック当たりでより多くのトランザクションが処理できます。
  • スクリプト言語とオペコードにより開発者がコントラクトを作成できる – BTCはその開発過程で多くのオペコードが無効化され、開発者が詳細かつ複雑なスマートコントラクトを作成することにおいて大きな妨げとなりました。ビットコインSVは、複雑なスクリプトとステートフルなスマートコントラクト作成を可能にする旧来のオペコードを復活させています。
  • ネットワークはトランザクションにおけるあらゆる要求を満たせるようスケーリング可能であるべきである – BTCはそのブロックサイズの制限によりネットワークに応じたスケーリングができず、特に普及が高まるにつれネットワークによる利用が制限されます。ビットコインSVでは、ブロック当たり理論上無制限のトランザクションが可能であり、制限を受けるのはハードウェアとソフトウェアの制約からのみで、これは技術の進歩とともに軽減されています。これにより、決済処理での大規模な採用が可能となり、ネットワーク上でのマイクロペイメントの導入が可能になります。

上記のポイントはサトシの当初のアイデアに沿ったものであり、各プロトコルのそれへの忠実さはビットコインコアとビットコインSVプロトコル間の最も顕著な違いとなりましたが、その他にも違いのある多くの分野が存在しています。重要なのは、調査報告書で検証されたすべてのカテゴリのもとで、ビットコインSVがBTCと同程度に基準を逸脱している点は1つも存在していないという点です。一方、BSVが満たしながらもBTCが逸脱している基準は、数多く見られました。

 

元祖ビットコインに最も忠実なビットコインSV

MNPの調査報告書は、ビットコインSVのもつ現代のデジタル決済ネットワークのレベルでのそのスケーリングおよびトランザクション処理能力に加え複雑なスクリプト機能への対応により、BTCよりはるかに当初のビットコインの設計に沿ったものであるとしました。

「サトシによるホワイトペーパー、フォーラムでの投稿、電子メール、その他の手記において定義されたビットコイン本来のビジョンに照らし合わせてビットコインコアとビットコイン・サトシビジョンを検証した結果、当社の意見では現状サトシの当初の意図を最も反映しているのはビットコイン・サトシビジョンである。」と調査報告書は記しています。

「BSVは、理論的に無制限のブロックサイズを備えており、ノードオペレーターの経済的要求を満たすための手数料増額の必要がなく、決済がVISAのようなネットワークサイズにスケールすることを可能にしている。BSVはまた、ビットコインプロトコルに加え開発者が独自のトランザクションシステムを構築するためのネットワーク活用が出来るという点で、より多くの機能性を備えている。」

調査報告書は、無数にある将来ブロックチェーンがもたらす有益なインパクトについても踏み込み、サトシのビットコイン当初のビジョンに沿ったブロックチェーンがマイクロペイメントや自立型コントラクトから分散型データストレージやアイデンティティマネジメントまで、前例のない新産業およびサービスが生まれることになるとしています。

以下のインフォグラフィックでは、ビットコインSVとビットコインコアそれぞれの、サトシ・ナカモトによって描かれたビットコインプロトコルの本来のビジョンに基づくMNPの基準に対する適合を示しています。