まとめ:「ビットコインSV技術基準導入」ウェビナー

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By Jamie McKane Published: 4月 21, 2021
webinar introducing bitcoin sv technical standards

4月21日、ビットコインSV技術基準委員会(TSC)が導入ウェビナーを開催し、ビットコインSVエコシステムにおけるアクセシビリティと相互運用性をより高めることになる、ビットコインSV開発における産業基準制定のプロセスを提示しました。

ビットコインSVは、その無限のスケーリング能力と低く抑えられたトランザクション手数料、さらにスマートコントラクトや先進的データ処理に対応できる能力により、事業者とブロックチェーン開発者のどちらもが好むプラットフォームとして急速に普及しています。

「ビットコインSV技術基準導入」 と題したウェビナーでは、現在より広範囲のコミュニティからの提案を受け入れる当協会のロードマップの議論に加え、標準化のプロセスとそのメリットについて掘り下げられました。

TSCのメンバーにより当協会の役割とその目標が説明された後、主要項目について詳細を説明するため参加者の質疑に答えました。

 

開会の言葉 - nChain CTO、スティーブ・シャダーズ

nChain社のCTOであるスティーブ・シャダーズ氏による、TSC導入の説明および参加委員の紹介によりウェビナーは開幕しました。シャダーズ氏は協会の目標について概要を述べ、ビットコインSVエコシステムの成長を加速させることになる標準化の必要性を強調しました。

また、ウォレットの相互運用性の標準化に取り組む開発者のグループによる提案が発端となった、ビットコインSVエコシステムに渡り相互運用性を促進させる仕組みを持つ組織としてTSCを立ち上げることの背景も説明しました。

「TSC設立の決定に際し、核となったことの一つにその機能について吟味することがありました。」とシャダーズ氏は話しました。

「さらに、設立の核心的な目標は、エコシステム内の相互運用性を改善するために技術的に協働しあう人々が集中して取り組める環境を生み出すことになります。」

TSCは、標準を定めることはないとシャダーズは強調しています。TSCはその代わりに、相互運用性を改善しビットコインSVの普及を加速するための技術基準の制定のための枠組みとプロセスを提供するものです。

「TSCは、標準を制定するために存在しているのではありません。業界自身が、標準を定めることを手助けするために存在しているのです。」

 

技術基準 - Two Hop Ventures共同設立者、アレックス・ファウヴェル

Two Hop Ventures共同設立者でありゼネラルパートナーのアレックス・ファウヴェル氏は、技術基準のメリットおよびそれによりビットコインSV上でテクノロジー構築の作業がどのように改善されるかについて説明しました。

「ビットコインSV技術基準の強みは、それを必要とする業界の専門家がすべての段階で関与しながら制定されることです。」とファウヴェル氏は話しています。

ファウヴェル氏は、提出および起稿から審査および助言まで、TSCプロセスにおける標準化項目の制定プロセスを説明しました。

「これは協働的かつオープンなプロセスであり、関係者すべてが可能な限り参与できるものとなります。標準化項目の制定はコンセンサスベースであり、ステークホルダーからの意見はすべての段階において考慮されます。」

ファウヴェル氏は、ステークホルダーは自らにとって重要な項目や自らの事業を他者の手に委ねるべきではないことを強調しています。積極的に議論に参加し、成功に導くために寄与するべきなのです。

 

TSCロードマップ - The Hopper 最高技術責任者、ジェームズ・マクラウド

The Hopperの最高技術責任者であるジェームズ・マクラウド氏は、TSCが 最近まとめたロードマップ案について説明しました。ロードマップ案は、2021年5月10日までコミュニティからの意見を受け付けています。

ロードマップ案では主に、業界に渡りTSCプロセスが標準化によりメリットを生み出せる5つの分野、つまりウォレット、クライエントサービス、トークン化、規制とコンプライアンス、そしてマイニングに着目しています。

「2つの戦略的目標を立てました。」とマクラウド氏は話しました。「1つ目は、ビットコインSVの普及における大きな障害に対応する必要のある業界内の分野の概要を提示することです。」

「2つ目は、ネットワークモデルが未実装、または不十分な実装となっている懸念分野を特定することです。」

ロードマップはまだ初期の定義段階にあること、また同意を得た標準に基づき業界に渡る協働を実現することが役目であるとも述べました。ステークホルダーがこの対話に参加するには、ロードマップのまとめ上げに提案をする必要があります。

「参加することで、発言が尊重され対話に加わることとなり、自身とその事業にとって重要なことについて議論することになります。」とマクラウド氏は話しています。

 

質疑応答 - Centbee 最高経営責任者、アンガス・ブラウン

Centbeeの共同創設者兼最高経営責任者であるアンガス・ブラウン氏がウェビナーの質疑応答を取り仕切り、参加者の質問への応答をしながら他の講演者の話から要点要点を明確にしました。

質問は、TSCでの提案に対する評価がたどるプロセスから、技術基準制定の作業部会に参加するためにはBitcoin Associationの会員である必要があるかについてにまで渡りました。

ブラウン氏はすべての質問に応答し、提案された標準化内容の評価プロセス、また技術基準の制定に寄与したい人であれば誰もが作業部会に参加できることを説明しました。

また、作業部会への参加において費やす時間についても、参加者の日常業務の障害とならないものである旨答えました。

「月当たり数時間は必要になりますが、日常業務に支障が出るものとはならないはずです。」とブラウン氏は述べました。

 

結びの言葉および参加方法

ウェビナーの結びとしてスティーブ・シャダーズ氏は、TSCの役割はビットコインSVの発展のために役立つ、かつ強力な技術基準の制定に対する手続き上・管理上の障害を取り除くことによって、作業部会を通して業界内の協働を実現することであると強調しました。

「作業部会に関与すれば、99%の時間を技術的活動に費やせて、TSCが取り仕切る事のできる運用上の仔細に時間を無駄にすることがなくなるでしょう。」とシャダーズ氏は述べています。

「ぜひ皆さんにご参加いただきたく思っています。業界全体がこのプロセスを先導してくれることを期待しています。究極の目標は、我々すべてが取り組むビットコインSVの全世界規模での普及のため、その実用性を改善していくことなのです。」

ビットコインSVの技術基準制定にご参加いただき、新しい標準化項目、標準の草稿への意見の具申、ロードマップ案へのご意見は TSCウェブサイトからお願いいたします。