第3回ビットコインSVハッカソンの優勝者がREPZIPに決定

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By Martin Coxall Published: 10月 2, 2020
bsv hackathon repzip winner announcement

Bitcoin Associationは、第3回ビットコインSVハッカソンの優勝者がRepzipに決定したことを発表いたします。

このコンテストでは、世界75か国から参加した400人以上が8週間にわたり、ビットコインSVブロックチェーン上でのクリエイティブなプロジェクトの構築を競い合いました。42のプロジェクトから絞り込まれた3組の優秀なファイナリストには、いずれも総額100,000ドル相当のBSVからなる賞金を獲得するチャンスがありました。最終結果は審査員と観客の投票によって決定されましたが、すべてのファイナリストが少なくとも一票の1位投票を獲得した接戦だったとBitcoin Associationの創設者であるジミー・グエンは語っています。

ハッカソンの審査員を務めたnChainのスティーブ・シャダーズCTOは、この大会について次のようにコメントしています。

「ハッカソンが行われる第一の理由は私たちの最も価値のある資産であるビットコイン分野における才能のある技術者を育てることにあるため、ハッカソンはビットコインにとって非常に前向きなものであると私は思います。これは、新しい開発者をビットコインに呼び込み、新旧双方の開発者に本当に何かに打ち込む機会を与えるものです。」

参加者に指針を示す今大会のテーマは、「世界を1つのグローバルブロックチェーンに接続する」でした。今回のハッカソンは、参加者が8週間にわたって自らの作品を考え出して開発するというもので、その期間がわずか48時間だった以前のコンテストの形式から変更されています。

「過去2回の48時間形式のハッカソンでも、いくつかのすばらしいプロジェクトを見ることができましたが、今回は、構築開始前に自分が構築したいものについてより多くのことを考慮していることが見受けられました。」とシャダーズ氏は語っています。

「そのため、今回のテーマとの非常に明白なつながりがほぼすべてのエントリーにありました。それは、参加者が何を構築したいのかについて考える時間がより長く取れたという事実に起因するものだと思います。」

今週のCoinGeekライブでは、3組のファイナリストがハッカソンの審査員およびカンファレンス中に投票を行うことのできる数千人の視聴者に向けて自らのプロジェクトを発表しました。

 

1位(50,000ドル):REPZIP

2020ビットコインSVバーチャルハッカソンの優勝者はRepzipとなりました。

Repzipは、ビットコインSVブロックチェーンを使用してオンラインアイデンティティリクエストを作成、管理および検証するオンラインアイデンティティプロバイダーです。Paymailおよび第三者の認証を統合することで、インターネットで最も古い問題の1つである本人確認問題を解決します。

「Repzipは、WC3によって開発され世界的に採用される可能性が高い標準に準拠するよう細心の注意を払っているオンラインIDシステムです。

アイデンティティは重大な問題であり、ビットコインは証明可能なアイデンティティに関する問題解決に適しているので、このアイデアは最適なものでした。」とシャダーズ氏は述べています。

 

2位(30,000ドル):STOTASK

Stotaskは、機械学習の開発者および企業とお金を稼ぐための容易で素早い方法を探しているユーザーとをマッチングさせるアプリです。このアイデアは、仕事に空き時間があり、生産性を維持したいと考える労働者から着想を得ています。

「Stotaskは、人間と機械をつなぐ非常に興味深いアプリケーションです。」とシャダーズ氏は述べています。

「これは、機械学習およびAIの学習を可能にするものの、その作業には人間が必要となる機械学習におけるデータの分類の問題を中心としたものです。

このアプリケーションは本質的に自らの周囲にギグエコノミーを生み出し、分類が必要なデータの所有者が非常に単純なタスクを行うことによって臨時収入を得たいと思っている人々とつながることを可能にします。

これは、1つのグローバルブロックチェーンというテーマに対する賢い対処の方法です。」

 

3位(20,000ドル):KYRT

Kyrtは、イベント自動化を行う企業であるZapierと統合しビットコインSVマイクロトランザクションをイベントに追加するデータプラットフォームです。KyrtはビットコインSVを活用し、例えば、オンラインチケットプラットフォームがビットコインによる決済を受け入れ、決済の完了に応じて他のワークフロー(電子メールによるチケットの送信など)をアクティブ化するためなどに使用されます。

「Kyrtについて印象的だったことは、Zapierのようなプラットフォームを選択し、それを使ってビットコインとの統合を構築したという賢い方法です。

利用者による各機能へのアクセスを可能にし、暗号化装置を必要とすることなくアプリケーションに接続できるインターフェイスを備えた2,000の異なるアプリケーションへの即時アクセスにより、ビットコインSVを使用して構築できるものの可能性がさらに拡大されました。」とシャダーズ氏は語っています。