スイス、ツーク – 2021年8月17日 – スイスを拠点にビットコインSV(BSV)ブロックチェーンとデジタル通貨を利用したビジネスの発展を促進するグローバルな業界団体であるBitcoin Associationは本日、第4回ビットコインSVハッカソン のセミファイナリスト6組を発表しました 。今回のコンテストのテーマは「ピアツーピアアプリケーション」で、入賞者には総額10万米ドル(BSVで進呈)が贈られます。
Bitcoin Associationの開発者教育プログラムの主要なイベントの1つに挙げられるビットコインSVハッカソンは、開発者がビットコイン当初のプロトコルの技術力について学びながら、開発過程でイノベーションを起こすことを狙いとしたグローバルコーディングコンテストです。参加者には、設定された期間内に個人またはチームの一員として、コンテスト開始時に発表された大局的なテーマが規定する要件を満たすアプリケーションをビットコインSVブロックチェーン 上で開発する課題が与えられています。
今回のコンテストのテーマは、決済だけでなく,ビットコインネットワーク上で参加者同士が直接やりとりをするあらゆるタイプの「ピアツーピア」アプリケーションです。このテーマは、ビットコイン設計当初の「ピアツーピア」の開発側面に再び焦点を合わせるために選ばれました。「ピアツーピア」はサトシ・ナカモトのホワイトペーパーの論文の中でも重要な部分ですが、ビットコインコア(BTC)ネットワークではこのP2P要素が無効化され、重要視されていませんでした。そのため、参加者にはアプリケーションの一部として 最近リリースされたSPVチャネル サービス を活用し、ネットワーク全体のP2P通信を容易にし、Merchant API(mAPI)を介してビットコインネットワークと直接やり取りをするという課題が与えられました。SPVチャネルとmAPIはどちらも、BSVネットワークで独自に提供されるツールです。
6組のセミファイナリストは以下の通りです。
– Alien Wallet – 独自のPay-to-Orderハッシュ関数を活用したSPVウォレット
(Tim Middleton – オーストラリア)
– Bitcoin Phone – リアルタイムに近いデータストリーミングを可能にするためにnSequenceの非有限性を利用し、ビットコインネットワークを介して音声データを送信できるアプリ
(JoeThomas –カナダ)
– BitCommit – マイクロペイメントとスマートコントラクトを活用した、管理者不在のフィットネス競技アプリケーション
(GaryMiller、VinceMiller – アメリカ)
– CATN8 – 完全なピアツーピアSPVウォレットを実装するマイクロペイメントベースのオンラインビデオプラットフォーム
(Marcel Gruber – カナダ、Dave Foderick – アメリカ、Thor)
– TimeKet – 予約と決済検証システムを統合したSPVウォレット(Joonyeong Park – カナダ、Youngjin Jang – 日本、Seyoung Jang]
– TKS Pnt – 販売業者とその顧客が利用することを目的としたポイント・トークン化システム
(Meta Taro – 日本)
上記セミファイナリストから選出された第4回ビットコインSVハッカソンファイナリスト3組が8月24日に公表されます。
3組のファイナリストは、10月5日から7日にかけて開催される CoinGeekニューヨークカンファレンスに招待され、プロジェクトのプレゼンテーションを行います。ハッカソンファイナルラウンドのプレゼンテーションは、カンファレンスの初日(10月5日)に行われ、優勝者は最終日(10月7日)に発表される予定です。ファイナリストは総額10万米ドルの賞金を目指して競い、優勝者には賞金5万米ドル、2位には3万米ドル、3位には2万米ドルがそれぞれBSVで進呈されます。
最終的な順位は、ファイナルラウンドの審査員と観客の投票を組み合わせて決定されます。ファイナルラウンドのプレゼンテーションをご覧になり、5万米ドルのBSVを手にする優勝者を決める投票に参加するには、CoinGeekニューヨークに直接来場するかまたは coingeekconference.com でオンライン登録してください 。
本日の発表について、Bitcoin Association創設者兼会長であるジミー・グエンは次のように述べています。
「今回のビットコインSVハッカソンでは、ビットコイン当初の設計であるピアツーピアの側面と、BSVネットワークの新しいP2P機能を実装したSPVチャネルをどのように活用するかということについて参加者それぞれが独自の見解を持っており、今回も多くの才能溢れる作品が提出されました。サトシ・ナカモトが意図したビットコインシステムで忘れられがちなP2Pの側面を開発者に思い出させるという難題と複雑な要件のもと、参加者がさまざまなアプローチを展開しているのが印象的でした。セミファイナリストの皆さんにお祝いを申し上げるとともに、誰が3組のファイナリストに選ばれるのか楽しみにしています。
また、nChainのCTOであるスティーブ・シャダーズ氏は次のようにコメントしています。
「第4回ビットコインSVハッカソンの参加者に課したSPV Channelsの開発のように、全く新しい技術に取り組むことは決して簡単なことではありません。しかし、困難な状況が革新的なソリューションを生み出すことはよくあります。これは、今年のハッカソンの応募作品の水準を見てもよくお分りいただけると思います。SPVチャネルのビットコインSV実装の導入に深く関わってきた私は、開発者のアプローチ方法に興味がありました。この新技術の最初の試みとしては、これまでに見られた初期の成果に感銘を受けています。」
ハッカソンのファイナリストのプレゼンテーションをご覧になりたい方、BSVブロックチェーンの斬新な開発について詳しく知りたい方は、10月5日から7日に開催される CoinGeek ニューヨーク ライブに直接またはバーチャルで参加するためにご登録ください。
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広報責任者
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Bitcoin Associationについて
Bitcoin Association は、ビットコインSVブロックチェーンのビジネス発展に尽力する、スイスを拠点としたグローバルな業界団体です。当協会は、ビットコインSVエコシステムの重要な構成要素である、企業、スタートアップベンチャー、開発者、販売業者、取引所、サービスプロバイダー、ブロックチェーントランザクションプロセッサ (マイナー)からなるビットコインSVエコシステムを統合し、その代表権を持つだけでなく、その構成員らと共に取り組むことによってビットコインSVブロックチェーンのさらなる利用とBSVデジタル通貨への取り組みを推進します。
また当協会は、ビットコイン技術のあらゆる側面を活用して革新を促進すると共に、規制を順守した運営の基礎となる規制を遵守したエコシステムの構築を目指しています。ビットコインは、デジタル通貨やブロックチェーンである以上にネットワークプロトコルであり、インターネットプロトコル同様に、データネットワーク全体の基本的な規則なのです。当協会は、ビットコインSVで世界単一のブロックチェーンを運用するため、ビットコイン当初のプロトコルの使用をサポートしています。